【アナログ・デバイセズ】オンラインセミナー
電源設計の専門家になれるセミナー2021 アナログ・デバイセズ (analog.com) ~ 終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

2021年04月12日
日時 2021年4月22日(木)
13:00~17:30(全4セッション)
会場 オンライン(Zoom Webinar)

すべての電子機器は電源がなければ動かすことができません。また、電源の性能がシステムの性能を大きく左右します。
本セミナーでは、アナログ・デバイセズ社ならではのLTspiceなどのツールを使いながら、長年培った電源にまつわるノウハウを共有し、皆様の設計活動の支援をさせていただきます。エンジニアが実際に現場で遭遇したトラブルをどのように解決したかを事例として紹介し、すぐにお使いいただける知識を皆様へお届けします。

 

電源設計の専門家になれるセミナー2021

 



 

開催概要

 
開催日: 2021年4月22日(木) 13:00~17:30
受講料: 無料
主 催: アナログ・デバイセズ株式会社

 

セミナープラットフォーム:Zoom Webinar

お申込み期限:2021年4月20日(火)
※半導体メーカー、ならびにその販社の方の受講はお断り申し上げます。

 

当日アンケート回答特典: セミナー当日のアンケートにお答えいただいた方には、セッションのテキストダウンロードをご案内いたします。

 

セミナー内容

 
13:00~14:00
「電源初心者が直面しがちな問題とその対策」(初級) 講師:馬場 正幸 氏

 

過去のトラブルとして実際にあった6つの例を挙げ、その問題の抽出過程そして対策方法を紹介します。これを聞けば初心者の方も電源は怖くありません。
 ● 電流検出にまつわる問題
 ● 高圧レギュレータ回路の入力の出力へのリーク問題
 ● LDO出力の発振
 ● LDO入力の共振
 ● 突入電流と寄生成分
 ● 重要なプローブ手法

 

 
14:10~15:10
「LTspiceを用いたレイアウト起因のノイズ検証」(初級) 講師:新井 賢司 氏

 

すべての電気回路は電源がないと動作しません。しかし、電源回路の設計現場では、電源回路に求められる仕様が判明するのは設計フェーズの最終段階であり、さらに残されたスペースに入れ込まなければならないというのが常です。しかも、日程的に失敗は許されない、有事に際してもコストアップは許されないといった四面楚歌の状況下で行われます。
このセッションでは、アナログ・デバイセズの無償回路シミュレーションソフトウェアLTspiceを使って、事前にレイアウト起因のノイズを検証する手法を紹介します。

 

 
15:20~16:20
「実務における位相補償定数の調整」(中級) 講師:奥野 耕助 氏

 

電源ICの位相補償定数を、何となくデータシートに掲載されている参考回路の定数のまま使用したり、カットアンドトライで決めていませんでしょうか?アナログ・デバイセズでは、実際のお客様の基板において弊社製品の特性を最大限に発揮していただくべく、設計支援ツールの開発に力を入れております。
本セッションでは位相補償の目的や最適化手法について、すぐに実務で活かしていただけることを重視し、無料ツールLTSpiceやLTPowerCADを用いてできるだけわかりやすく説明いたします。ループゲインや位相余裕の意味は分かっているものの、実際の製品開発でどのように最適化すれば良いか悩んでいる方は是非ご参加ください。

 

 
16:30~17:30
「応答の早い電源にするために(高速過渡応答)」(中級) 講師:古川 敦彦 氏

 

FPGAの中には、負荷変動が大きい(di/dtが大きい)かつ、許容電圧変動範囲が狭いデバイスがあります。「許容電圧変動範囲が狭い」=「電源回路の出力電圧変動を極力抑えたい」となります。その解決策をできるだけ数式を使わず、しかし理論的に説明します。 ボード線図を実測したことがある方が対象となりますが、測定したことがない方でも理解できるように図を多用して説明します。
 ● ボード線図がもつ意味
 ● 位相補償の調整方法
 ● ロードトランジェント性能を上げるには(高速過渡応答にするには)