【アナログ・デバイセズ】光学バイタルセンシング用アナログ・フロント・エンド「ADPD4101」が SOXAI社の睡眠分析・コンディション管理用スマートリングに採用

2022年02月28日

2022年02月27日 – 東京

    • アナログ・デバイセズ社は、株式会社SOXAI(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:渡邉 達彦、以下:SOXAI)が3月1日に先行予約販売を開始する睡眠分析・コンディション管理用スマートリング「SOXAI Ring」に、アナログ・デバイセズの8つのLEDドライバを備えた光学バイタルセンシング用アナログ・フロント・エンド「ADPD4101」が採用されたことを発表しました。

 

    • 超小型ヘルスケアIoTデバイスの開発・販売を行うSOXAIが発売開始するスマートリングは、血中酸素レベルや心拍数をはじめとする、様々な生体情報や運動情報を連続的に取得可能な指輪型の超小型IoTデバイスです。スマートリングで取得したデータをAIで分析し、睡眠状態やストレス状態などをモバイルアプリ上で表示します。健康データを分かりやすくスコア化することで、ユーザーの特性にパーソナライズされた生活習慣や睡眠の質の改善に繋げます。SOXAIは、本製品の先行予約販売の受付を3月1日よりMakuakeにて開始します。一般販売の開始は7月上旬の予定です。※Makuakeでの先行予約販売の詳細は、SOXAIのホームページ(https://soxai.co.jp/)をご覧ください。

 

    • 今回採用されたアナログ・デバイセズの「ADPD4101」は、複数の動作モードを備えた8つの入力チャンネルのアナログ・フロント・エンドで、システム合計消費電力が30µWと超低消費電力を実現しています。非同期変調干渉によって生じた信号の破損やずれを除去することが可能なため、光学フィルタや高度に制御されたDC干渉除去回路が不要です。最大4つのLEDドライバを同時に制御できるため、脈波数モニタリング、脈波変動やストレス計測などの健康関連の利用や、複数の異なる波長LEDによる光学分析などにも応用可能です。

 

    • SOXAI代表取締役の渡邉 達彦氏は、次のように述べています。「普段使いでも違和感のない装着感のスマートリングを実現するためには、デバイスの超小型化が望まれます。一方で、デバイスを小型化すればするほどバッテリー容量の減少も余儀なくされるため、持続時間の観点でユーザビリティが下がってしまうという課題がありました。弊社のスマートリング製品にアナログ・デバイセズのADPD4101を用いることにより、光学ノイズにロバストでかつ超低消費電力な光学センサーシステムを「SOXAI Ring」に搭載することができました。SOXAI Ringは、長時間連続的に脈拍や血中酸素レベルを測定することで、ユーザーの健康促進に役立つものと期待しています」

 

スマートリングの概要

      • 取得可能なデータ
        心拍数 / 心拍変動 / 血中酸素レベル / 体表面温度 / 活動量
      • 取得した生体情報に基づき、睡眠状態、ストレス状態や憂鬱レベル、QoLスコアなどが分析可能

SOXAI Ring

ADPD4101の主な特長

      • 複数の動作モードを備えた8つの入力チャンネルで様々なセンサー計測に対応
      • システムの合計消費電力:30µW(LEDとAFEの合計消費電力)
      • 4個のLEDを駆動できる8つのLEDドライバ内蔵
      • 外乱光除去機能


ADPD4101

 

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